入れ歯と身体の動きと認知症
入れ歯と身体の動きと認知症について(2016年4月3日のフジテレビの朝の新報道2001を見て)
入れ歯を「口に入れる道具」から「健康を維持する」医療器具に認識を変えて欲しい、と
ある歯科医の先生は取り組んでおられることを放映されていました。
小生も2004年から「噛み合わせ」を頭蓋骨の歪みを整えてゆくことで、身体のバランスを調整する整体に取り組んでいますので、とても関心のある番組でした。
「一部の歯が当たる」から「全部の歯が当たる」様に変わると、全ての「歯」からの刺激が「脳」に届く様になり、身体は踏ん張れる様になるそうです。
「当たらない歯」からは刺激が起きない、は脳への刺激が無くなり短期間で寝たきりになってしまうお年寄りの方が多いそうです。
すでにアスリートの世界では、マウスピースは、身体のバランスを取り、身体に力が入り、芯が通る感じがして、力の伝達をスムースにする器具として利用されています。
ニューヨークヤンキースの田中将大投手の例が出ていました。
寝ている間の「嚙み締め」はもしかして脳が身体の動きの流れを確かめているのかも知れませんね(私見)
「脳」の「海馬」にも刺激が届いているそうです。そのことが、認知症の改善に繋がった症例も放映されていました。
「噛める」ことは、「呑み込める」ことに繋がるとのこと。生きる元気が湧いてくる様でした。寝たきりの方が歩ける様になり、表情が変わってとても印象的でした。
昨年亡くなった母の介護でも、入れ歯の調整で歯医者さんに良く連れて行ったことを思い出します。しかし、介護施設や病院では、「飲み込むといけないから」と入れ歯を外す指導をしています。歯科医師の世界と医師の世界では異なった理論がある様で、とても残念です。
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