ストレスと噛み締め・歯ぎしりと側頭筋マッサージ

ストレスと噛み締め・歯ぎしり
現代社会は、「ストレス社会」だと言われています。
 
そして、筋肉に力が入るのは、脳からの指令(中には条件反射的な筋肉の動きもありますが)によるもの
また、ストレスがかかると嚙みしめることや
ストレスによる心の負担を取るために噛み締めをすること。
また、心を満足させる一つの方法として、食べる行為に走ることもあります。
逆に食べることで満足出来なくなると「拒食症」も。
脳は食べることで満足感を得ます。
食べる動作に使われる咀嚼筋に力が入ると、脳は満足する様に作られているのではないかと思っています。
しかも、咀嚼筋で得た感覚情報は、直接〈脳〉に送られます。
他の身体の臓器の情報は脊髄を通しますが、脳にとって咀嚼筋は特別な存在なのかも知れませんね。
 
脳と咀嚼筋の関係として
⚪︎野球選手がガムを噛んでプレー!
⚪︎バスケットのジョーダン選手が、現役時代に舌を伸ばしながらダンクシュート!
⚪︎眠いとき、あくびをすると目が覚め、頭がスッキリする(胸鎖乳突筋と頸動脈の関係もありますが)
⚪︎歯を食い縛ると重い荷物も持てる(火事場のくそ力)
など咀嚼筋と脳の関係はたくさんありますね。
 
咀嚼筋の一つ、〈側頭筋〉は、食事をするときよりも、我慢したり、過度のストレスがかかると、脳が満足感を要求し、側頭筋が限度以上に長時間収縮し、凝ってくるのです。
側頭筋の形状は、扇子を広げた形をしていて、側頭筋の始まり(起始部)は広く、下顎に着いている部分(停止部)は狭くなっていますので、大変力が出しやすくなっています。
しかし、道路の渋滞は車線の多いところから急に少ないところで交通渋滞が起きやすい様に、側頭筋の筋繊維は、絡みやすい構造になっています。
凝ってしまった側頭筋は、脳から指令を送っても収縮しなくなります。
そこで、〈ガンマ運動神経〉のスイッチを入れて、過度の収縮をさせようとします。
しかし、凝ってしまった筋肉は、いくらガンマ運動神経のスイッチを入れても収縮しません。
ただ脳は側頭筋を収縮させ満足感を得たいので、ガンマ運動神経のスイッチを入れたままにします。
その結果、筋紡錘の感度が必要以上に高まり、側頭筋だけでなく全身に無意識の緊張が起こりうる可能性もあります。
筋肉の筋繊維が絡み合うことで傷つきます。収縮する角度がズレると一つ一つの筋繊維の収縮範囲が少しずつ変化してきてしまいます。
側頭筋を触るとコリコリと硬くなっている部分が点在しています。
これは、側頭筋の筋繊維全体が収縮するのではなく、一部の繊維がとくに収縮したからです。
特に側頭筋は、構造上前部は直線、中部は斜線、後部は横線という具合に筋繊維が走っています。
その為、側頭筋マッサージ(トリート整体)は、指4本を使い緩めていきます。
側頭筋が緩むことで側頭筋の収縮力は回復し、脳は必要以上に収縮を要求しないですむようになります。
その結果ガンマ運動神経のスイッチは切れるのです。
こうして筋繊維の感度を下げるので、マッサージを受ける方の潜在的な緊張がほぐれ、マッサージ効果が短時間で出るようになるのです。(「からだのソムリエ」斎藤匡寿先生著より)
そのことで、噛み締めや歯ぎしりが緩んできます。
 
 
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