当院では、痛みをとる手技療法と自然治癒力を上げて身体の調子を改善する手技療法とで施術させて頂いてます。
「頭痛や腰痛などの痛み」をとる施術と「身体の調子をあげていく」施術とは、根本的に術式が違います。
痛みをとる施術でも、頭痛と五十肩や腰痛では、術式が違います。
例えば、緊張性頭痛は、血管を広げ、頭痛を感じる神経に繋がる下頭斜筋を始め、後頭部から首の後ろをしっかり緩めることが大切です。
また、噛み締めからくるこめかみの頭痛は、顎関節を整えることから始まり咀嚼筋の凝りを整え、更に副交感神経優位の状態をつくり出すことが大事です。
更に、気象病に代表される片頭痛は、血管を広げてはダメで、自律神経のコントロールで、副交感神経優位の状態をつくり出すことが大事です。
ところが、五十肩や腰痛などは、筋肉の炎症物質、痛みの物質ブラジキニンを筋肉内から追い出すことが大事です。カルシウムと結合しリンパ管から吸収出来なくなり、筋肉内に残ってしまっているゲル状の物質を、筋繊維から追い出す方法は、坂戸孝志先生考案の「緩消法」が有名で効果大です。また佐藤青児先生考案の「さとう式リンパケア」も有名で特に副交感神経優位を大切にし同じく効果大です。
また、「調子を上げていく」施術に大切なポイントは、自律神経を整えることです。背骨を整え、棘突起筋と横突起筋の働きを整えます。上原宏先生考案の「DRT」が有名で効果大の手技です。トリート整体では、「背骨振動法」が類似の手法として20年前から伝承されています。